肥料はいつ何をやればよいでしょうか

肥料

植え付け時に肥料は要りません

植付け、植え替え直後は根が弱まっています。確実に根付くまで、肥料は与えません。新芽が伸びてきて、新しい葉が開いてきたら根付いた証拠です。また、植物が休眠期の時も与えません。休眠期は肥料を吸収しないので、この時期に肥料を施すと土中の肥料濃度が濃くなり、根が障害をおこします。

基本は寒肥とお礼肥の二つです。

寒肥え(有機肥料)

冬の間に寒肥えを与えよう
1~2月初旬は1年で最も寒い時期ですが,この「寒」の期間中に与える元肥えを「寒肥え」と呼んでいます。春の芽出しを助け,その後も生育期間中を通じて肥効を長続きさせることが元肥えの目的ですから,寒肥えには堆肥や鶏糞,油かす,骨粉といった有機質肥料を利用します。

土中に施されたこれらの有機質肥料は,土中バクテリアによって吸収されやすい形に分解され,はじめて効果をあらわします。冬季は分解されるまでの日数がかかるため,このころ与えると,ちょうど根が盛んに活動しはじめる3~4月になって効果が出てくるのです。

肥料は株の周囲に浅い滞を掘るか,ところどころに穴を掘って与えます。肥料を吸収するのは根の先端部分ですから,あまり株元近くに与えても効果はありません。また,与える位置は,毎年変えるようにしましょう。

この作業は根をところどころ切断するので,よい根群を発生させ,枝葉の徒長を防ぐ効果もあります。

お礼肥え(化成肥料)

9月は多くの果樹で収穫が始まります。
春の萌芽から始まって夏の酷暑を乗り越え、実をつけた果樹に感謝の気持ちでお礼肥を施します。

その目的は果実を結実させる事で消耗した樹の老化防止と来年の成長のための貯蔵養分の蓄積にあります。9月の半ば過ぎから施します。窒素分の多い化成肥料を、土壌の表面に散布します。

*腐葉土を肥料と勘違いされている人もいますので注意が必要です。
腐葉土には若干の肥料分はありますが、基本的には土壌改良材として使用してください。

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