鉢植えで果樹を育てる場合、どんな場所に置けばいいの?
●日当たり
日当たりといっても夕方の西日のみ当たるというのは良くないのです。
植物の光合成は、午前中から午後2時頃です。
この時間に日光が当たることが植物の生長には重要となります。西日はできたら避けたいのです。
西日が当たる方向に寒冷紗や日よけをするなどの工夫をしてみましょう。
また、日光が一方向からのみしか当たらないという場合は、鉢の向きを一週間から二週間くらいの間隔で向きをまわしてやりましょう。一方だけの枝が伸びることが防げます。これは鉢植えの良さでもあります。
●風通し
風通しがよくないと病気にかかりやすくなります。
といっても強い風があたっても果樹にはよくないのです。
果樹園に行かれたことがないでしょうか。
果樹園のまわりは、青色の網でおおわれていることが多いのです。
これは鳥よけもありますが、強風から果樹を守っているのです。
また、みかん畑のまわりに垣根があるのを見たことがありませんか。これは風よけです。
強い風が果樹に当たると葉や実が傷ついてそこから病気が発生したりします。
強い風が当たる場合は寒冷紗や防風ネット、また可能な場合は垣根などをしてみましょう。
●鉢の置き方
鉢を直接地面やコンクリートに置くとよくありません。
地面の温度がじかに伝わってしまったり、
鉢から根が伸びて地面にまで根を伸ばしてしまったりということがあります。
鉢を置く場合は、鉢の下に煉瓦やブロックなどを置いて空間を空けましょう。
またそのときには、遣った水が鉢底からきちんと流れ出るように、
鉢底の穴は防がないように注意して下さい。
ベランダなどの場合で、地面のコンクリートを汚したくない場合、
受け皿を鉢に置くことがありますが、
その受け皿に水が常時たまっているのは根腐れのもととなります。
受け皿の水はマメに捨てるようにしましょう。
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