鉢植え栽培では、鉢に入れる土によって生育がかなり左右されます。
土にはいろいろな性質があります。
- 排水性
- 保水性
- 保肥性
- 通気性
これらの性質を併せ持っている条件の土を準備する必要があります。
また、鉢の選び方でも伝えましたが、土の配合も果樹の性質によって微妙に調節ができればそれに越したことはありません。
売っている土を使う場合
今は、「果樹用の土」という便利な培養土とかいうのが売られています。
これを使うのが一番簡単です。
カキなどの場合は少々砂を混ぜますとよい結果が得られるように思います。
ブルーベリーだけは、果樹の土ではなくブルーベリー専用の土を使ってください。
家の庭の土を使うのはやめましょう
鉢植えでは水をやったあと水が「はける」土がよいのです。
庭や畑の土は、ほとんどの場合水を「はかす」力がないので根腐れしたりしますので
配合土を使うか、自分で単体の土(鹿沼土・腐葉土・ピートモス等)を混合して作りましょう。
一度鉢植えに使っていた古い土を使う場合
この場合は、熱湯をかけたり、直射日光にさらしたり、
冬場寒風にさらしたりして、病虫害を取り除きます。
その後、半分ぐらい新しい土を入れましょう。
果樹による土の違い
過湿に弱い果樹→砂の割合を多めにして排水をよくする
(例)モモ・ビワ・スモモ・リンゴ
(例)モモ・ビワ・スモモ・リンゴ
水分を好み過湿にも強い果樹→粒子の細かい黒土などの配合を増やす
(例)柿・梨・いちじく・アンズ
(例)柿・梨・いちじく・アンズ
自分で配合する場合は単体の土の性質をそれぞれよく知った上で配合することになります。
こちらを参照ください。
鉢植えの土を自分で配合する
- 鉢植えで果樹 鉢の置き場所
- 鉢植えで果樹 どんな土を入れる?
- 鉢植えで果樹 鉢の大きさと植替えのポイント
- 鉢植えで果樹 鉢の材質はどうする?
- 鉢植えで果樹 鉢植えの土を自分で配合する