こんにちは!情熱店長けいこです!
ご家庭での果樹栽培、実りの楽しみをお手伝いしたい!いつもそんな気持ちでいっぱいです。
初めての方のご質問にも丁寧に答えてまいります。せっかくですので、お客様の質問にお返事を出したときは他のお客様の参考になるよう、こちらのページにも掲載してきたいと思います。
お客様からの質問
我が家の庭に柿の木があります。
35年ほど前に、食べた柿から出た種を植え、小さな芽から育て、今では3メートルの立派な太い木に育ったのですが、花はたくさんつくものの実がつきません。
何かの本で見たのですが、柿の木には雄花と雌花があり、
雄花は、がくが小さく、雌花のがくは、大きいそうですね。
そういえば、昨年の花は、全ての花を見たわけではありませんが、
がくの大きな花が無かったような気がします。
雌花が無かったような気がするのです。
①生来、雄花しかつかない柿の木もあるのでしょうか?
②あるいは、雄花だけしかつかない年もあるのでしょうか?
ちなみに一昨年は花自体が一切つきませんでした。
③また、もし雄花しかつかない木だとすれば、もう実をつけるのは諦めたほうがいいのでしょうか?
④それとも何かいい方法がありますでしょうか?
けいこ店長のお返事
通常栽培種の場合は、雌花のみ、あるいは雌花と雄花が両方つくという2種類になり、雄花のみという品種はありません。
ただし、実生の場合は雄花しかつかないという品種もあるだろうとは思います。
実生の柿は通常流通にはのりませんので、販売されているのは聞いたことがありません。受粉樹としては使えますが、
雌花、雄花両方つく木を受粉樹にするのが普通で、あえて雄花しかつかない木を受粉樹にする意味がないからです。
*ちなみに、受粉樹としておススメは禅寺丸という品種です。
禅寺丸は、甘柿の雄花も付く品種です。実は小さめでゴマも残りますが、甘味は最高です。 雄花も雌花もたくさん付きますから、結実させるために、さらに富有柿などの甘柿を甘くさせるためには1本欲しい品種です。
③また、もし雄花しかつかない木だとすれば、もう実をつけるのは諦めたほうがいいのでしょうか?
④それとも何かいい方法がありますでしょうか?
残念ながら・・・雄花しかつかない木は実がなりません。
その木を活かす方法は、受粉樹として使うという方法です。
例えば富有は雌花しかつきませんので、その木の周囲に富有を植えると、受粉樹を別に用意しなくてもよいということになります。
(⇒富有柿の在庫はこちら)
ちなみに柿は虫媒受粉です。もちろん人工授粉のほうが確実です。