新苗の植え付け方

初心者向けアドバイス

穴の大きさは苗木の根の部分がすっぽりと入るくらいが適当です。
根を窮屈に穴に入れては、良好な生育が望めません。
深さはやや深めに掘り、底に有機物を入れておきます。
細粒化した土を根の上にいれ、水をよくやって、土と根がなじむようにしましょう。

土が十分軟らかくないようであれば、
土壌改良材としてヨウ燐、苦土石灰100g~200g、または腐葉土を土に混ぜてやります。
土は地上部にこんもりと盛るようにします。接ぎ木部分は隠れないようにしましょう。
接ぎ木部分が土に隠れると、接ぎ穂より根が出て、枝の伸びる勢いが強まり、
実をつけにくくなります。
また深く植えると、通気不足、排水不良により根腐れを起こしますので注意してください。

植え付け後しばらくしても、木がグラグラしますと、
せっかく伸びた根の細根が切れてしまいますので、支柱を立てます。

【落葉果樹 新苗(1年生)の場合】

植え付け時には地上30~90cmの高さで切っておく
植物には茎の先端にある芽がもっとも発育が旺盛で、
脇芽の発達を抑えるという頂芽優性という性質がありますので、
幹と充実した芽のバランスのとれたところを木の先端にしておくことが大切です。
この高さが一般に地上30~90cmですが、個体の長さによってはこの高さが上下してもかまいません。

【常緑果樹 新苗(1年生)の場合】

植え付け時には地上50~60cmの高さで切って植え付けます。

【常緑果樹 新苗(2年生)の場合】

植え付け時にはのちのち骨格となる3本位の枝を見極め、
三方に広げるように支柱やひもで誘引する。

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