ホームセンターに行くと様々な鉢が販売されていますね。
デザインで選びがちですが、植える樹種やお世話により鉢の素材をまず選び、
そのあとデザインで決めるのが良いと思います。
どんな鉢に植えたらいいの?
いろいろな素材でできた鉢が出回っています。
それぞれの素材に一長一短がありますので、果樹の性質によっても向き不向きがあります。
種類 | 通気性 | 排水性 | 保温性 |
素焼き鉢 | ◎ | ○ | ○ |
プラスチック鉢 プランター | × | × | ○ |
ポリエチレンのビニール製 | × | × | △ |
木製 | ◎ | ○ | ◎ |
コンテナボックス | ◎ | ◎ | ○ |
発泡スチロール | × | × | ◎ |
スリットポット | ◎ | ◎ | ○ |
フェルトの鉢 | ◎ | ○ | ○ |
素焼き鉢
通気性がよく、根によく酸素が供給されるのでよいのだが、鉢から水が蒸散しやすいので、水をよくほしがる果樹(柿・梨・いちじく・リンゴ・ブルーベリー)などにはあまり適さないと思います。
また、壊れやすいので、不安定な場所、小さな子どもさんがおられる家庭には向かないかも。
どうしても毎日水やりをしないと落ち着かない方は根腐れしにくいのでこの素焼き鉢がよいです。
プラスチック鉢 プランター
通気性と排水性がよくありません。
安くて軽いのですが、鉢からの蒸散も少ないので、マメに水やりができない方には向いていると思います。反対に毎日水をやらないと心配といって水やりが日課になっている方には、過湿になってしまうことが起こるので避けた方がよいです。
過湿を嫌う、桃・枇杷・葡萄・柑橘類にはあまり適しません。
また、経年劣化しやすいという短所があります。
ポリエチレンのビニール製
育苗用
木製
通気性・排水性もよく果樹栽培には向いています。
また、日光が当たっても木なので土の温度が上がりにくくよい。腐りやすい。
コンテナボックス
これも、大きめのボックスを廃材などで自作するなどすると果樹栽培には向いている。
発泡スチロール
小さな種まき用には向いている。
スリットポット
鉢底から側面にかけて排水口がスリットの形になっています。どんな果樹にも向きます。
根がルーピングしにくいのでおすすめしています。
フェルトの鉢
おしゃれなバッグ型が販売されています。乾きやすい欠点はありますが、
酸素が根に行きやすく、カンキツ類など根が細かいものには良いと思います。
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