よい果樹を育てる土づくり

初心者向けアドバイス

よい木はまず土作りから

土は路地植えであっても鉢植えであっても、木にとってなくてはならない要素です。
木が良く育つための3条件
① 水はけが良いこと
② 適度な保水力があること
③ 有機質に富んでいること

良い土に変えていく一番の近道は、腐葉土、堆肥などをすき込むことです。

①水はけが良いこと

有機質は分解してコロイドとなり、土壌を団粒化(小さな固まりにする)し、通気性が確保できます。土が柔らかく、ほこほこしている状態が理想なわけです。
多くの方が誤解していますが、植物の根は直接水を吸収しません。根は団粒化した土の空間に出来た水の分子を取り込むのです。
従って、水に浸かっているような状態は根腐れをおこしてダメなのです。

② 適度な保水力があること

水はけはいいのだけれど、水気が出来るだけ長く残っていることが必要なのです。
硬く締まった土は植物の生育には適しませんから、冬の間に石灰窒素をまいて掘り返し、寒風にさらしておきましょう。春までに細かく砕けて扱いやすい土になります。

③ 有機質に富んでいること

結構見落とされがちなのが酸性度です。
日本の土質の酸性土はだいたい弱酸性(PH6前後)で、多くの木は中性(PH7)から弱酸性を好みます。植える樹種によって酸性度を調整しましょう。ちなみに、ブルーベリー類は弱酸性土壌を好みます。ピートモスという土を使用します。

日の当たる場所に植えましょう

木は光合成をして育ちますので、太陽の光は欠かせません。
場所を考える3条件
①日当たりのいい場所
② 風通しのいい場所
③ 大きくなっても周りとの調和が出来る場所

風通しの悪い場所は病害虫が発生する危険性が高まります。
隣木との距離が近かかったり、塀の近くだと大きくなってから困ります。

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