庭や畑のことを「露地」といいます。
夜露や雨がかかる地面というところでしょうか。
■まずは植える場所を決めます。
果樹には、
- 日当たりを好むもの
- 日陰を好むもの
- 水はけがよいのが好きなもの
- 水をよくほしがるものなど
果樹によっていろいろな性質があります。植える果樹の性質によって植える場所も変わりますし。植える場所の土も改良する必要がでてまいります
特に雨が降った後に水が表面にたまってなかなか水が引かないような土地の場合は、かなり土壌改良が必要か、またはそこには果樹を植えるのは断念した方がよい場合もあります。
■どの果樹にも共通して言えることは、根が充分にはるスペースがあることと水はけがよいことです。またある程度栄養分も必要となります。
このようなことから、植える場所によっては、植える場所の土づくりが必要となります。
初めから充分土が軟らかく、肥料分も有機質もあるような畑の場合は特に土壌改良は必要ありません。
■植える前の一週間以上前に土づくりをしましょう。
もっと前にできる方は、一ヶ月ほど前にこの作業をしましょう。
- 植え付け予定の場所に深さ50~60cmの穴を掘ります。
- 掘った土に、腐葉土(ふかふかの土ならたくさん混ぜなくて良いが、ガラガラの土、カンカンの土、ぱさぱさの土の場合は半分は混ぜましょう)、苦土石灰ひとにぎりを地上でよく混ぜます。
- 肥料分がありそうな土ならば、肥料分は入れません。
- 肥料分がなさそうなやせた土の場合は、掘りとった土の1/4に有機質肥料(油かすや牛糞鶏糞など)を混ぜまず穴の底にこの土を投入します。
その上に肥料分のない土を埋め戻します。
※苗木を植えたときに根には肥料分が接触しないようにこれだけばくれぐれも注意して下さい。
根が肥料やけを起こしてしまって苗木が枯れてしまいます。
不安な方は、肥料は入れなくてもよいです。
■木は小さくてよいので美味しい果実が欲しい!
家庭で果樹を育てる場合で、場所が限られている場合、木が小さくても美味しい果実を収穫したい場合は、毎年たくさんの肥料を投入しますと木ばかり大きく茂ってしまいます。このような場合は、化学肥料ではなく、有機肥料を中心に施しましょう。
■木も大きく立派に育てたい!
場所もあるので木をしっかりと大きくしてたくさん果実の収量も得たいということでしたら有機質肥料と化学肥料を併用して肥料を施しましょう。